晴れるって予報だったのでW子のエンジンかけてちょこっといじろうかなと思ったのだけど‥
いきなりのにわか雨(T_T)
午後に期待しますかね。
さあて、昨夜久しぶりにHIDEKIさんからメールが来ました。
バイクのエンジンオイルについての疑問をバーディでお試し中だそうです。
バイク用と設定されているオイルは同じ4サイクルエンジンでも4輪車用と比べ割高なのは周知の事実ですね。
何でかな? という事から始まって、4輪用を入れたらどうなるのかという事になって、バーディを使って無謀な‥あ、ちがった、勇気あるチャレンジを開始したそうです。
氏の言葉に
「昭和50年代にCB125にモリスピード入れて走ってましたが、クラッチ滑りなど起きなかった。」
とあります。
実はニャンコも昭和54年に秋田市で通勤用に購入した中古のCB125S(JX)にスミコーのモリブデン入りの4輪車用オイルを入れたことがありましたが1000kmや2000km位では違いはわかりませんでした。
で、今回氏がバーディに使用したのが
空冷で常時5000回転以上を使用し、かつエンジンの摺動面とは違う耐極圧性を要求される変速ギヤも潤滑しなければならない4stオイルというのがバイク用の条件なんでしょうね。
言葉ではやっかいですが、基本的にAPI-SL以上で#40の粘度は欲しいかと。
なので、10W-40や15W-50とかの現在の4輪用では推奨されない粘度規格のオイルになりますね。(低燃費車だと0W-20を指定されたりしてますし)
氏の今回のオイルは上が#30ですので、これからの気温30℃越えの気候での空冷ではちょっと不安か‥?
で、そのために水冷4輪用のオイルには様々な添加剤が加えられていますね。
その規格表示が「ILSAC グレード」だそうです。
このウルトラオイルはGF-5の上級品。
じつはこれが湿式多板式クラッチに影響を与えると言われている特製を持っているらしい。
低フリクションオイルを熱や(と言っても水冷エンジンを想定してるので程々ですが)油膜切れから守ろうという事ですね。
その昔には無かった添加剤の成分がクラッチプレートに残ってしまうとか。
なのでバイク用の4stオイルにはこういう成分は使用せず、オイル粘度も下げずに油膜と耐熱と耐極圧に向けているのでしょうね。
当然コストは4輪用の方がかかるのでしょうが世界中での生産量が違いますからね。故にバイク用は割高なのも仕方ないかなと思うニャンコです。
セローやDioだと交換量も僅かなのでまぁ仕方ないかなと思ってバイク用を使用してますよ(*^^)v
キャタライザーを使っていないニャンコのセローはスタンダードクラスの鉱物油の10W-40で充分ですが、前回は秋田のバイク屋さんで高性能合成油を入れられてしまいました。冷間始動でも軽く回るのですが、逆に低回転時のエンジンの粘りが落ちたような‥(気のせい?)
キャタライザー付きのW子とDioならシンセティックベースのオイルを選択すべきでしょうね。
ってことで、このULTRAオイルが新しいうちは静かに回るのは当然として、耐熱問題とミッションの耐久性を長期間で考えると、5W-30ではちょっと粘度不足でかつILSAC GF-5等の表示がされていない物の方が良い結果をもたらすのではとニャンコは考察します。
GL400には間違いなく鉱物油系の10W-40バイク用をお使いになる事をお勧めします(*^^)v
ちなみに半世紀も前のHONDA ULTRA OIL は2輪も4輪も(N360ですからね)同じオイルでしたっけ(笑)
オイルはエンジンの血液だと言われて来ましたが、人間と違い現代版の血液サラサラ成分入りの物はご老体のエンジンとの相性は悪いのかも(笑)
※ 以上はあくまでも個人の感想で、実際の使用選択に関してはご自身の判断で行ってください
ニャンコ ('◇')ゞ