ひとつの結論

彼の仕事が形を変えることにはなるけれど、会社側の理解により懲戒解雇や無職にならずに収まった事を書きとめておきます。
本社の追及に対し、それまでの彼の仕事ぶりや人間性を見てきた支社の援護があったのだと想像しています。
会社としては当然これ以上のトラブルは希望していないでしょうし、彼も働く場を残してくれた会社にさらに迷惑をかけたくないのがわかります。会社から見放されるかもしれないという不安でいっぱいだった毎日から開放されて随分と電話の声も元気になりました。

ここで、私達の彼に対しての具体的なフォローは一休みしますが、もしこの件で相手側がまた騒ぎ出したり、妙な要求などしてきたら今度はすぐに相談してくれるようにとはなしました。
会社にも彼を庇ってくれた人が居る様に、外には私達仲間がいます。
決して一人ではありません。
本当に困ったら、いつだってその想いを話してくれていいんです。
そういう私達の気持を「いらぬお世話」ではなく彼は真直ぐ受け取ってくれた事が何よりの喜びでした。

彼のこれからの人生に明るく輝く日が来る事を心から願っています。