当時カークーラーは一番高いオプションでした。

今では軽自動車にも最初から付いて来るエアコンですが、ニャンコが免許を取った頃は贅沢品。
しかもオプションで小型車に付くのはエアコンではなくカークーラーと呼ばれる物。
後付けなので、車のヒーターや吹き出し口との同調は無く、エアコンと呼べる空調システムはクラウンやセドリック以上の高級車(それでもほとんどオプションでしたが)にしか用意されていません。

自分は学校休んでバイトに精を出し、はじめて買う車にはクーラーとFMが入るカーステレオを絶対付けるぞと夢見てました。

当時はカーステレオも8トラで、カセットの代わりにFMステレオチューナーを差し込むとFMラジオ放送が聴けるタイプでした。

クーラーを取り付けると、リヤウインドウに誇らしげに「冷房車」とか「〇〇カークーラー取付車」などといったシールが貼られましたっけ。
勿論ニャンコはシールを拒否しましたが(笑)

全くのオプションだったのでクーラーは別に取説書が付いて来ました。
こんなやつが

今見れば、何だコリャ? という取説ですが、当時は家にクーラーが無いのもあたりまえでしたから、こんな使い方の説明も必要だったのかも。

昭和30年からの「昭和」という時代は、あらゆる出来事に感激した時代だったように思います。
進化と新化。
感動の時代です。