その前にちょっと寄り道 バイクです

高校に入る頃、丁度バイクブームが始まりました。(第2次とも第3次とも言われてますが、たんに流行ったって事?)

その頃ニャンコの暮していた東京ではロードスポーツタイプだと350cc以上の自動二輪が主流で、オフロードタイプは250cc。
さもなければ50ccの原付バイク。
125ccや250ccのロードスポーツはやや人気薄。
ニャンコはオフ車のDT250かロードのRX350で悩みましたが、オフロードよりオンロードを選びました。
長距離やら山道(峠)走行をたまにはコケながら走り方を学び、速度違反での検挙もありましたが(度々?)楽しいバイクライフを送った高校生活。

ニャンコより3年ほど上の世代まではロードスポーツ車の人気中心が250ccで、さらに上の世代では90cc、125ccに乗る高校生がたくさんいました。
この世代の先輩たちがバイクの次に乗ったのが軽自動車でした。
HONDA N360からはじまった高性能軽カーブームです。
https://www.youtube.com/watch?v=rESZ70yYXT8

ニャンコの世代になるとと生意気にも普通車を欲しがるんですよね。
中小企業や商店の跡取り息子みたいな生徒が多かったニャンコの高校。
先輩は赤いマッハⅢからコロナハードトップ2000SLに乗り換えるなどみなさん小金持ちばかり。
いちサラリーマンの家庭で育ったニャンコも当然最初は軽を考えていましたが、回りが次々にスポーツタイプの普通車に乗り始めるのを見て、1月生まれで免許取得が遅いニャンコも普通車が欲しくなってしまいました。

バイクでビンビン走り回っていましたから当然車もハイコンパクトカー(シビックの事です)よりもクーペスタイルのスポーツ仕様が欲しいですもんね。
さて、免許取って大学に行ったけどお金が無い。
免許生かしてなんとかしようと、後先考えなかったニャンコはトラックでの配送アルバイトに精を出し…出しすぎて学業が長引いた(笑)
そして車が買えそうになった時、第一次オイルショックが起きたんです!
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/h/09/index1.html

それまで55円だったガソリンが80円に。
そこからジワジワ90円くらいまで上がってきて、こうなるとスポーツ車よりも燃費の良いシビックやサニー、チェリー、辺りも候補車になりましたが、スポーツ車も諦めきれず、悩んだあげくREの低公害車サバンナを選択してしまったニャンコでした。若造だったんだなぁ(笑)

まさか車を購入してすぐガソリンが100円になり、さらに第2次オイルショックで150円から180円になるなんて…。
ガソリンが不足するというデマで1台20Lとか30Lまでという給油制限のスタンドが出たり、都内では200円を越えるスタンドも。
さらに政府指導で日曜日祝日のスタンド休業指導により休日は遠出できない状況に。不急不要の走行はやめようとか、一般道40km/h・高速80km/hの経済走行を など、戦時中みたいなスローガンポスターだらけの道路や公共交通機関に貼られたポスター。(国民皆ヤマト運輸か!っちゅうの)
都内・リッター4〜5km、高速・7.5〜8.5kmがサバンナの実燃費。
ガソリンタンクが60L。仮に170円として満タンにすると約10000円。
これで走れる距離は高速で伸ばしに伸ばして500km位。一般道だと300kmが限界。
日曜日、満タンの車で行って帰れる距離はこの半分。
REにとって暗黒の時代でした。(実際MAZDAは潰れかけましたし)

ちなみに当時大卒の給料は11万弱と言われていますが実際民間中小で10万くらい。手取り8万円台という所だったと思います。
ガソリンがいかに高騰したかわかります。