センティア 2.5 Limited S


それまでアメリカンスタイルからドイツ北欧スタイルと続いてきたMAZDAデザインが、いきなりラテン系に変わったとビックリしました。

https://www.youtube.com/watch?v=s3tYGQpvOSQ

なめらかな曲面で仕上げられた3ナンバー専用ボディ。
V6エンジンもルーチェとは全く比べ物にならない程スムーズで静か。
ロングホイールベースと静かな車内。40〜120km/h走行時ではセルシオを凌ぐ程。
高速道路ではメーター上115km/hまで効くクルーズコントロールと、形状はごく普通のシートに見えるのに、秋田と埼玉の行き来で全く腰もお尻も痛くならないほど出来の良いフロントシート。

自分で運転する乗用車としてはとてもよく出来ていました。さすが、バブル時代の設計です(笑)
内装デザイン(インパネ周り)が相変わらず「意あって力足りず」といった感はありました。カペラクラスのすっきりは作りなれてたのでしょうが、曲面を使った立体的デザインを実際に再現するのはまだ難しかったのか、あるいはコストを下げようとして素材選択を誤ったか。
その辺りは当時のメーカーに訊いてみないと♪

肺を患い治療を繰り返していた父と体調を崩し入院をしていた母を見舞うため、何度も秋田を往復しましたが、運転の楽なセンティアのおかげで随分助かりました。
(サバンナではこうはいかない?)

その父が亡くなりました。
もう4ドアセダンも必要ないなぁと思いながら1年近く乗り続けていましたが、何気にマツダディーラーに顔を出した時、RX−7(MD3S)がマイナーチェンジして、いちばん上の車は280psになりましたよって。続けて、その試乗車が丁度ありますが、乗って見ます?…って。

それまでREのスポーツカーは別次元の乗り物になっちゃったなぁと全く縁のないものだと思っていました。
280psのマニュアル車。サスはビルシュタイン

で、乗っちゃいました、FD3S RX−7

はえ〜! ハンドルは敏感、意外にヘッドクリアランスには余裕があるし、引き締まったサスもビルシュタインチューンのせいか突き上げ感が少ない。
ブレーキもガチっと効くので安心感もある。
因みに前期型より、フロントデザインが洗練され、後期型のスモークカバーの中に光る丸型2連テールランプとマッチしてます。
この時、これはというセダンの選択肢はMAZDAにありませんでした。

つい、これは面白いかも…と思ってしまったニャンコがそこに。