無題

2年前の今頃
ヘルパーさん達に支えられながら一人で暮していた母の体調がおかしくなり、動き出したり立ち上がった時に倒れて気を失う事が続きました。
すぐに妹が秋田に飛び、病院で診察してもらうと心臓の弁膜の動作が変調を来しているとのことで即入院。
実家の近くにあるちょっとご縁もある病院だったので安心してお世話になったのですが、ずっと弱っていた足腰は入院でさらに弱り、そのまま寝たきりになってしまいました。
心臓の方は落ち着いたのですが…
まさかそれか2年近くお世話になり続ける事になるとは

実家に一人で生活している時はひと月半から二ヵ月毎に様子見に帰っていましたが、母が入院してからは3周間から4週間おきに帰るようになりました。
最後のひと月は毎週帰ったかな。

あっという間に逝ってしまった父とは違い、母と一緒にいる時間を多く持てたおかげで、たくさんの話をすることが出来ました。
半分は昔の思い出話でした。また、ニャンコの知らなかった母の体験や思いなども。

病院食が続く食生活もつまらないだろうと、母の好物や、昔母がニャンコ達に作ってくれたおかずを思い出しながらこしらえて持っていったりもしました。
ニャンコ手作りの怪しげなおかずを美味しいと言って食べる母の優しさもしっかり感じました。

幾つになってもニャンコは母の子供であり、母はニャンコを心配するんですね。
自分の身体が不如意になっても、たとえ認知症が進んでもそれは変わらなかった母でした。

ありがたいなぁ