蔦温泉や蔦沼も雲の中。
奥入瀬川出会いまで下っていくと綺麗な樺の林辺りから雲がはれて来ました。
ニャンコたち秋田側の人間にとって、十和田湖というのは人里から山道に分け入り登りつめた先で突然開ける空間の眼下に巨大な湖と、その奥に八甲田山塊を見晴らす「発荷峠」からの姿に感動してから下っていくところでした。
でも、今回は青森県からのアプローチ。
多くの観光客と同じ、奥入瀬渓流を辿って行きました。
遊歩道のスタートはだいたいここからかな
石ヶ戸と言われる何だか天然の緊急時の避難場所みたいな所です。
ニャンコが子供の頃にも来ています。
十和田湖の周辺は早くから国立公園に指定されたのでず~っと太古の姿を留めていられたんでしょうか。もちろん良い事だと思います(^_^)v
雨の後で水量も豊かです。
十和田湖から流れ出る川というイメージですが、十和田火山の溶岩帯を流れているので、周りのあちこちから水が流れ込んでこの水量になってるようです。
知る人は知っている、苔類の名所という一面も(^_^)v
木も自然にあるがまま
さて、ということで両岸には滝がいっぱいあります。
その中で有名どころの「雲井の滝」
美しい滝です。
本流の最大の滝は「銚子大滝」
ここより先に魚は上れないという魚止めの滝ですね。
十和田湖には人の手で放流された魚がずっと子孫を残して来ています。
コイやフナ、有名なヒメマス、サクラマス、ニジマス、ワカサギ…
だれか言ってたなぁ。これは外来魚だろうって。
有用魚種が生息しなかった湖に、生活の糧となるよう試行錯誤のうえ私費で稚魚を放流し続けたその功績と、自分が釣って遊びたいだけの理由で違法放流したバスやギルをいっしょくたにして言ってのけるその人を、ニャンコは軽蔑するにゃぁ。
物事は時代背景やかかわった個人の人間性、思想まで追求しないと簡単に比較なんか出来ないですよね。
ま、それはさておき…
観光客が少な~い
しかもその半分近くは台湾か大陸の人。
昔の賑わいはどこに行ったの????
これは少しでもお金を落とさねばと、ん十年ぶりに遊覧船に乗りました。
この桟橋の寂れ具合、いかがです?
休屋から中の湖を回って戻って来るコースです。
二つある半島の大きな方の付け根の上に見える飛び出した頂。その左に「敢湖台」という展望所があります。よく錦秋の十和田湖のポスターを撮影するところですが、現在は下にトンネルが走り、この大型車の難所は忘れられてしまった感があります。
奥入瀬だって子ノ口の北に抜ける高原道路が通っていて、弘前黒石方面に抜けるには圧倒的に時間短縮できますし。
便利が良いのか悪いのか…
この御倉半島は二つの別の部分から成り立っているらしく、
雲に頂上がかくれているこの先端部の巨大溶岩の塊は、右側の低い部分とは時代も構成されてる岩石も全然違う物との事です。
なんせこの船の真下は十和田湖の最深部。水面下326mの火口跡の真上。
この湖の成り立ちだけで学ぶことは山のようにありますね♪
因みにいままでの行動部分は全て青森県側です。
秋田県側にはまだ入っていませんね(笑)
十和田湖産のヒメマスとワカサギ食べました (*^_^*)