もう一つ 秋田ネタ

こちらもKenchanさんからです。

秋田の冬の魚といえばハタハタと真鱈。ハタハタは当時めちゃくちゃ安かったので美味しいけど高級感に乏しい魚で、東京から越してきた子供にはあまりありがたくありませんでした。(今なら罰当たりな話ですね)

木の箱にドサッと入ったハタハタが、当時150円。その内訳は箱代100円 ハタハタ50円 と言われてました。1箱何キロくらい入ってたのかな。とにかく皆さん箱単位で買ってましたね。

獲れたんですよね、当時は。

その後、男鹿市石油備蓄基地が建設されたのですが、そこはまさにハタハタの産卵場所を埋め立てて造られました。

冬になると湧いて来るように獲れたハタハタがその後激減していったのが惜しまれます。

 

さて、もう一つの冬の魚、真鱈です。

丸ごと1尾で売っていました。

タラコを取るスケソウダラ(助宗鱈)と違って太くてでかい。

こんな感じです

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これを自宅で捌くんです。

この真鱈、まあ悪食で、胃の中から魚類や甲殻類、わけのわからない物などが出るは出るは。そしてほとんどが胃はパンパンに膨らんでいます。

出来れば胃は中身を出さないようにして棄ててしまった方が幸せかと…(笑)

メスの腹に入ってる卵はタラコのん十倍のサイズで、これを醤油味で炒って解したのをご飯に振りかけて食べるのが美味しかったなぁ。

で、身とアラは鍋やみそ汁に。真鱈ってホントに良いダシが出ますよね。

白子(ダダミ)が好きな人はオスを狙いますが、オスは競争が激しいらしくあまり見かけませんでした。

 

さて、Kenchanさん宅では味噌仕立ての鍋の様です。

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美味しそうですね

ん? 鍋?

これ、洗面器? いや、金盥? あぁ、ボウルかな(笑)

そういえば家庭で大きな鍋ってあまり持ってないですね。

カニを買っても茹でる鍋が無い。ニャンコもズワイは金盥で茹でました(笑)

閑話休題

さて、寒い夜に熱々の鱈の鍋で高清水の熱燗をグイっと。

う~ん、秋田の冬ですね (*^^)v