ニャンコがバイクに乗り出したころ、4STのHONDAエンジンはオイルグレードの選択肢にSAE10とかSAE30等のシングルグレードがありました。
昭和40年代のタクシーでは、冬場は先のSAE5で夏場もSAE20で燃費重視のオイル選定だったとか。
一応マルチグレード世代に入ったばかりのニャンコ世代は10W-30とか、お金があると10W-40なんかを使ってた。でもその頃のオイルはSDクラスが中心でした。鉱物油でしたしね。燃費よりも耐久性やオイル漏れを防ぐ意味でもわりとネットリ気味のオイルをエンジン摺動部全てに行きわたらせて油膜を保つ事が重要でした。
4STエンジンでもオイルって走行距離に伴って減ったんですよ。知ってました?
REは更に喰う(笑)
今は5000㎞走っても継ぎ足すような減り方はしないでしょ。むしろ継ぎ足さなければならないほど消費してたらそのエンジンはオーバーホールしないと。
でも、昔はね 減るんです (*_*)
だから毎朝始業点検を行って、オイルや冷却水の確認を自己責任で行うんです。始業点検は現在でも法律で義務付けられていますが、おそらく実践されてるアマチュアドライバーはほとんどいないのでは?(笑)
ガソリンスタンドでは必ず給油時にボンネット内の点検としてオイルチェックサービスをしていました。(減ってれば補充で利益がでますからね♬)
あ、ラジエター水も昔はLLCで無い車も残っていたので点検補充が常識。
サブタンク付きのLLC使用車は新型車や高級車のアイテム。(クーラーもね)
旧めの車はラジエター用防錆剤を入れてましたっけ。
それでも機械的な耐久性はかなりあって、公害対策前の車はザビとゴムパーツを除けば再生可能な物がけっこう存在しますね。
ってことは前振りで、今回何を書きたいかというと‥
我が家の軽自動車=SUZUKIのOEMなんですが、オイル交換しますねと事前にあれこれ整備オプションの見積もりをもらいました。
で、オイルの粘度規格 0W-20 って書いてありました。
う~ん
現在のエンジンはこういうシャバシャバのオイルで抵抗(フリクションロス)を減らして燃費を稼ぐんですね。
エンジンの材質も安定して、こういうオイルでも10万kmくらいは走れるという事なんでしょう。
でも、10万kmの先は見据えてませんね、おそらく(-.-)
消耗品ってことですよね、軽乗用車は。
最近の夏季は猛暑日が多いし、ノロノロ走ってもエアコンは常にON。
これで上が#20では、昭和育ちのニャンコには不安で仕方ない‥
もひとつ粘度の高いのは無いんですかと尋ねたら、5W-30 があるって。
「それ、ください!」
サービスフロントの人は不思議そうな顔をしてましたが、良いんです。
わずかな燃費差よりも、酷暑時の不安解消の方が大事です。
だって、今のコンパクトカーや軽には水温計なんてありませんからね。
異常があればインジケーターランプが点灯するだけ(*_*)
何、それ?
それだけ自信持ってるんですね、メーカーさんは。
燃料系と速度計だけしか付いてないなら、大昔の空冷軽自動車とおんなじだなぁ。
やっぱ、インパネはロードスターとかじゃないと運転してる!って気分の高揚はえられませんね。
昭和のオヤジは口煩いか(笑)