リベンジ栗駒山(*^^)v

以前登った時は山頂が雨。景色も何も見えないガスの中でした。

その後チャンスが無く、且つ須川からの登り易いコースが火山性有毒ガスのせいで通れない。前回下って来た産沼コースを往復となってしまいました。

あれ、前回の下りでもけっこうキツかったなぁ。一抹の不安を抱きながら、すんげ早起きして(あ、Kenchanさんには普通かな)須川の登山口前の駐車場にAM5時45分に到着。

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日の出前。さむ!

駐車場が混むかなと思って早出したのですが、ガラガラ(笑)

別に急ぐつもりは無いので日の出まで仕度したり周りをぶらぶら。

日の出が近付く

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西方向には鳥海山が見えています。

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朝食を兼ねたおにぎりを1個、温かいお茶とお腹に入れて、6時25分、さあ出発です(*^^)v

温泉脇から登り始めますが、気温が低いので温泉の流れる川の湯気がすごかった。

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今回は湿原の分岐点まで、西側の地獄釜から賽の河原を登って行きます…ってか、名前と違ってそれほど坂はきつくないし登りも短かかった(笑)

ちょっと振り返って

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前方を見上げると

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山の本体が見えましたがなぜか白い。遠目では地獄釜と変わらんじゃん?

で、賽の河原(と言うらしい)はいかにも火山跡

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左右が荒涼とした岩と砂に挟まれた道ですが、まっすぐ東側の稜線に出る道は通行止め。

左に進むとやがて湿原の木道に変わります。

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さらにこのまま行けば前回歩いて来た須川から湿原を歩いて来る道と出会います

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出会い分岐の案内板

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湿原の終わり辺りから見える本山。ここからではそんなにきつくは見えないんだけど‥

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さて、これから本格的な登山道に変りやや進むと、左に産沼コースの分かれ道が。と言ってもまっすぐの昭和湖経由はここで通行止め。須川からは基本このコースを辿るしか無いかも。(一応須川湖から尾根に上がって回り込む道もありますが‥距離がかなりある)

 

ちなみにここで小さな沢を渡りますが、ここから先の道の悪い事ったら

( ;∀;)

たいらだとぐちょぐちょ。坂は真ん中が掘れて石がゴロゴロ。さらに泥の水たまりが道幅いっぱいに広がってる場所等が産沼までの間に続きます。

歩きにくいから坂が余計に急に感じました。

でも景色は良いのが救い‥かな(笑)

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そりゃもう酷く難儀してようやく産沼へ

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この先、まだ1.8kmくらいあるのかな(T_T)

で、何故山が白いのか分かったのがこれです

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霧氷でした(^^♪

ニャンコが歩いている時間帯では気温が上がり出してあちこちの枝や葉からポロポロと剥がれ落ち始めていました。

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こりゃ、山が白く見える訳です(笑)

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そうそう、産沼を過ぎてしばらくすると、ちょっとホッとするなだらかな斜面になります。見晴らしも利いて、登って来たコースが

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さて、あらためて進行方向を望めば

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見ての通り、この緩やかな上り坂が急角度に変わります。

これが九十九折ならそれほどきつくは無いのでしょうが‥

ここで軟弱な足腰のニャンコはヘロヘロになり、それまで使わなかったストックを引っ張り出して登り続けましたが、気持ちが折れる寸前に‥

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かろうじて辿り着いた頂上(AM 9:40)

シャッターを押してくれた若者が、ストックを置いた方が良くありませんか?と目で言ってくれましたが、このストックでかろうじてふらつかずに立っていたニャンコでした(笑)

宮城県側からの登山者が多くてそこそこ頂上は混み始めていました。

ニャンコはぐるりと散策を

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さすがに山頂付近は霧氷もすごい

 

以前登って来た登山道方向です。頂上から西側を見ています。

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この道の先に霞んでるのは鳥海山

そして稜線の先に天狗平

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前回は天狗平から雨( ;∀;)

しかも視界がゼロ!あの稜線の南側の崖も全く分からずにただ道を辿って頂上へ(笑)

こんなにきれいに見えるんですね('◇')ゞ

昭和湖から天狗平までの間で稜線に上がる部分は坂が急だった様に思いますがそれ以外は歩きやすいコースだったなぁ‥雨さえふらなきゃ(現在だと毒性ガスさえ無きゃ‥ですね)

 

こちらは東南の宮城県側。

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もう雲が出てきていました。今年の秋は太平洋側がすっきりしないなぁ。

 

ぶらぶらしてるうちに、ちょっと目を付けていた場所が空いたのでやっと休息。

Kenchanさんを真似してアルコールストーブを持参しカップ麺を作ります。

燃料持った。ライター持った。ケトルも持った。簡易風除けも持った。ペットボトルの水も持った。シーフードラーメンばっちり。

完璧な計画(*^^)v

‥のはずだった

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箸が無い‥(T_T)

ニャンコのピンチを救ったのは登山道整備で切られた笹竹。

一応火で先っちょを炙って消毒しました。

おかげで無事に食事を済ませ頂上で冷えた体も温まり、AM 10:50 さあ下山です。

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日が射した回りの木々は色付いてきれいなのですが、同じ道はやっぱりつまらないし、且つ結構な悪路。

前回は雨の中を下りたのでグチョグチョは諦めていましたけど(笑)

加えて段差の大きいゴロゴロの急坂は膝に堪えます。

転ばない様に帰りはストック手放せず、慌てずゆっくり下りました。

 

やっと悪路から解放されたのは朝の分岐点。今回の生還を確信した瞬間です(笑)

分岐からゼッタ沢コースという東側コースの木道を歩いて登山口に到着。

PM 1:20 でした。標高差はほぼ500m (気圧高度計上です)

 

温泉を目の前に自分の身体と相談した結果、ここで風呂に入ったらもう帰る気力を失いそうだと。ここは真っすぐ家に帰り、家でたっぷり湯に浸かる事に。

で、まだ倒れなければ金麦飲もう!

下道を頑張って帰り16時50分、無事帰宅。

金麦は水のように一気に喉を下りて行きました(*^^)v