秋田の鉄旅 2

さあて‥と、内陸線は発車近くになって改札が始まったのか、けっこうな乗客が乗り込んできました。

たまたまニャンコはJRからの乗り換えで、内陸線のホームを見たらすでに車両が待機していたので、ドアをボタンで開けて乗務員さんに「もう乗れますか?」と訊いたら、「乗り継ぎですか? 良いですよ」と。

Kenchanさんじゃないけど一番乗車してしまいました(*^^)v

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秋田犬のポスターだらけ(笑)

勿論これも気動車ですから、ガ~!ってエンジンを唸らせてのスタートです。

そういえば比立内までは旧国鉄の線路だったんですよね。

昔は森林の運び出し等、蒸気機関車が活躍していた実用路線?

今は単行の気動車がゆっくりペースで走ります。

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少し先の駅前の田んぼアートも刈り取られてる‥のに、まだ痕跡が残ってました(笑)

伊勢堂岱縄文遺跡前の駅です。

で、更に進むと

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おばちゃん来年も旗振ってるのかな。トウモロコシ買いに来ますからね(^o^)/

 

ところで、鷹巣(内陸線の駅名は(ノ)が入らない)発車と同時にこちらのお二人さんは宴会モード突入。

ビール、日本酒4合瓶+追加で4合瓶、焼酎‥。モツ煮やら焼き鳥やら‥

で、勿論マスク無しでけっこうな声で喋るは笑うは。

このご時世で、首都圏だったらまず大顰蹙というか、絶対に許されませんね(笑)

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で、よく見るとTシャツのロゴは

「FUCKIN COVED-19 なんちゃら」と書いてある。

ってか、あなた方がばら撒いてるのでは? と突っ込みたくなったニャンコでした。

はさておき‥

阿仁前田の駅に近付くと森吉山が姿を見せます。なんとか景色で気を紛らわせ(笑)

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列車(単行でも列?)は角館行に接続ですが、ニャンコはこの先の阿仁合でいったん下車しました。

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お昼も食べたいし(*^^)v

先ずは駅中のこぐま食堂?で‥あれ、今日は名物の中止が貼られてる(T_T)

しかたないのでありふれた食事を。

ただ、ここで気が付きました。ここの自動販売機!

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なんと2000円札が使えるみたいです!

初めて見た('◇')ゞ

沖縄県内ならともかく、遠く離れた秋田の山間地の駅の食券販売機で2000円札が使えるなんて。

ってか、県内の人で2000円札を財布に入れてる人って99.99%いないでしょう(笑)

良い発見が出来ました(*^^)v

で、駅前にバス停が。なにげに見ると

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なにこれ!

平日のみ。行き先が2か所。各1日1本のダイヤ?

これ、誰が何の目的で利用するのでしょうねぇ

やっぱり秋田市の我が家のバスは利便性が高いって事が良くわかりました('◇')ゞ

食後に街をぶらぶら。次の角館行には1時間以上もあるので(笑)

駅前通

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駅の脇から待機線が見えて、以前の急行もりよし号がありました。

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あ、そういえば鷹巣行の急行がそろそろ来る頃です

踏切が鳴り出し、しばらくすると

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あれ、なんか普通の第三セクター気動車の雰囲気。

ま、乗ってしまえば内装と車窓が全てですからね。

では街を散歩

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夏の間は鮎やヤマメが釣れる川。

近場をよく見ると、14、5センチほどの小魚の集団がゆっくりゆっくり流れに乗って下って行きます。ハヤかな‥特に模様が見えないから。

水の中も晩秋を迎えてるんですね。

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この日はとても暖かかったので川岸に腰を下ろしてひなたぼっこ(*^^)v

坐骨神経痛はやっと治まりつつあります。多少の違和感は残ってますが、ゆっくりならけっこう歩けるようになりました。

普段は歩けるって当たり前のことのように思っていますが、ホントはとても幸せな事なんですよね(#^^#)

駅に戻ります。

これがこの町のメインストリート?

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う~ん、やっぱり人が歩いていないです。

道路も良くなり、インフラも整い、気が付いたら街に人がいなくなってた?

ちょっと寂しいですね。

さて、角館行も上手く座れました。けっこうびっしり乗っています。

景色の良い鉄橋で徐行運転してくれるんでしたっけ。

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山はもうどんどん葉を落として冬支度を始めているようです。

今年はたまたままだ暖かい日が続いてるという事か。

ちょっと疲れて半分うとうとして角館に到着

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JR線の時刻を確認してから町まで歩いてみました。

なんせ、久しぶりに自由に歩けるのが嬉しくて(笑)

皆さん武家屋敷の方に流れて行きましたが、ニャンコは町人?屋敷‥店だろう!、へ。

ん十年前。初めて父母を連れて桜満開の角館を訪れた時にふと立ち寄ったのがこの醸造元さんのお店でした。

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お店のずっと奥に蔵があって、古いひな人形やらを虫干しがてらに展示していてゆっくり見学させてくれました。

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こちらの製品は県内ならばあちこちで手に入りますが、当時はこういう醸造元を知る事が出来てちょっと嬉しかったです。

角館のお土産はここではなくて(笑)

こういうお菓子

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透き通った甘さのとても美味しいお菓子でした。

で、田沢湖線の普通電車は初めて乗車するニャンコ。

東北を蹂躙してる701系の電車なのですが、田沢湖線は新幹線のため標準軌。ま、言ってみればワイドトレッドか(笑)

しかも、線路基準が在来線よりはるかに上。

あきらかに乗り心地が良いのを実感。

なによりこの5000番台はクロスシートが付いている♬

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やっぱ、これでないと旅情は台無しですよね。

とまあ、喜んだのはここまで。

大曲からの連絡は最悪。駅の外に出るには時間が足りなそう出し、かと言って在来線ホームには暖かい待合室が無い‥

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この表示がなんとも寒々しくて(T_T)

新幹線は上り、下りと入って来ますが、在来線は盛岡行きの普通電車が行っちゃうと、もう一つは回送で支線に移動

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この後、土のホームにもな~んにも無い時間が空しく過ぎて行きました。

身体が冷え切った(神経痛は冷しちゃダメなんだ)頃、ようやく秋田行きの入線案内がありました。

大曲、下り電車からけっこう降りるんですね。

やっぱりミニとは言え東京に直通する新幹線の停車駅。

阿仁合とは比較になりませんね(当たり前だ)

後はロングシートでモーター音がやかましく、田沢湖線よりやや揺れる701系で秋田駅まで耐えました。

で、あれれ?

斜め向かいにあのお二人さんがくて~っと疲れ切った様子で座ってました。

そりゃあの勢いで吞んでたら、夜までもつ訳が無いですよね。

並んで寝てる姿は罪が無い?(笑)

おや、秋田到着ちょっと遅れたのかな、バス時間ギリギリだし。

あわててバス停に走って、乗ったらすぐに発車でした。

どうも普通列車のローカルダイヤはどれをとっても接続に問題がありそうです。

新幹線に乗らない客は短距離の通勤通学客だと割り切っちゃってるのかな。

ニャンコにとって汽車旅がどんどんつまらなくなっていくなぁ

ま、大好きな気動車に沢山乗れたからOKです(^o^)/