吸気系から始まったひと様のエストレヤの修理
負圧コックを直しコックONでもガソリンが漏れないようになったけど、キャブ後のラバー管交換のためまたキャブを取り出したついでに、キャブもバラし一度オリジナルパーツに戻して組み直してみたり‥
バルブクリアランスもかなり少なくなっていたので規定値に調整
それでもエンジンの始動性の悪さはどんどん悪くなる(T_T)
頭を冷やすため少し放置‥
あれま、スタンドの下に染みが…
ガソリンでした
キャブがオーバーフローして、エンジンのマニホールドではなく、エアクリーナーBOXに流れ込んでた(>_<)
エアフィルターもぐちょぐちょ
負圧かかってないのになぜ漏るんだろうと‥
かからないエンジンのためにセルをガンガン回したから負圧がかかってた?
誰かがコックをプライマリーにした?
でもなんでオーバーフローしたんだ?
とにかくまたキャブを外して‥フロートチャンバーを点検
油面は問題ない
フロートを上に押し上げ、ガソリンパイプを軽く吹いてみると‥
あれ? ('◇')ゞ
息が漏れる‥
なぜかフロートバルブの奥に異物が噛んでいたみたい
コンプレッサーではなくニャンGの吹き飛ばしで取れたようです
フロートを持ち上げるとパイプに息を吹き込んでも流れません
シロート整備の泣き笑いですね
で、セル回してもたまにパスっていう状態で爆発が続かない
コールドだと掛かりが悪いけど何とか始動しますが、温まってからは再始動出来ません
なんなんだ、このバイクは(-_-;)
燃料系はもうこれ以上やりようがない
プラグを抜いて火花チェック
???(~_~;)
ほとんど飛んでないし
今度は点火系?
シリコンコードは初めから怪しかったけど、これはコイルでしょう
ってことでオーナーにコイルとプラグを購入してもらいました
それが入荷して交換取り付け
青のコードが付いたグレーのコイルが付いていたもの
黒い方が一応エストレヤに合うコイルです
取り付けボルトとアダプターのサイズが違う(5mmネジ)ので、ちょっと知恵を絞って(たいした知恵は出ません)一応取付ました
試しにスパークを見ると、バチバチバチ (^^)v
こうでなくては(笑)
もう一つ
初期型エストレヤの欠点、カムチェーンテンショナー問題も確認しないと
これは一番最後と決めていました
対策型カムチェーンとガイドは1諭吉‥これからは1栄一か? になる上に、チェーンはメーカー欠品で某Mタローには何故か在庫があるけどメーカー購入より高い(~_~;)
先ずはエンジンがちゃんと始動して、回転の上げ下げがスムーズになってからオーナーに相談しようと思って
で、カバーを外してみました
あれ?
テンショナー取付軸にカムチェーンが当たってない‥ってか余裕があるし
29000km越えてるから心配だったのですが‥
あ~、かなり削れた跡がありました
これは対策品に替えられてるようです
ひと安心 (^^ゞ
後はアイドリングが止まりやすいので若干のパイロットスクリューでの調整が精いっぱいでしょうか
基本の1-1/4から少し開けるとさらに止まりやすくなるので現在1-1/8になってます
タイヤにヒビが来てるし大分古いので交換してもらった方が良いと思いますが、この状態でしばらく乗ってみて細かい調整はそれからという事にしてオーナーにお返しすることに
負圧キャブは嫌いだ!