夜更しのニャンコ

ちょっと昔の釣り話になったのでタイムスリップを。

うらの川(荒川)で釣りをするようになったニャンコ少年は、いろんな自然と生き物に出会いました。

その川の隣に小さな沼がありました。
フナは生息していなかったようで、アカハラ(イモリ)とドジョウくらいしか見かけませんでした。
釣りの対象外(笑)

そこから小川が流れでていたのですが…

きれいな魚がいるという噂を聞き付けたニャンコは網をかかえて探索に向いました。
あちこち探ったその甲斐あって薄い色のついた小さな魚が網に入りました。
タナゴだったんですね。
小さいときから魚類図鑑を眺めて育ったニャンコ少年がはじめて生きたタナゴに出遭った日でした♪


この流れにはカワニナという巻貝がいました。
ある日釣りに夢中で真っ暗になってしまった帰り道、小川の脇に続いている田んぼに小さな光が飛び始めたんです。
これも初めて見る自然育ちの蛍の乱舞でした。
(東京の椿山荘の庭に蛍を放したものは見た事がありましたが)
カワニナは蛍の幼虫の餌になるんでしたね。

ヘリで農薬を撒き散らす以前はこうした生き物に当たり前に出会えたんです。

この写真は1975年。
もう沼はどこにも面影がありません。
今はあかしあ大橋がこの川をまたいでいますね。
K町に行った時はいつも橋の上から荒川を眺め、当時を思い出しています。