ぶらっとセロー2 (二代目カリーナ)

バイク仲間のお米屋さん。

ニャンコがワクチン接種のためにさいたまに帰っていた間に以前も紹介した旧車の車検を取り直していたんですよね。

ず~っとガレージでカバーを被って眠っていたカリーナです。

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ぜひ動く姿が見たいとリクエストしたニャンコに、仕事中なのに応えて頂けました。

(いつも邪魔しに行ってるニャー)

車検は無事通過したとの事。

保管状況が完璧でしたからね(*^^)v 

もちろんオリジナル塗装です。

エンジンも一発で始動。でもソレックスキャブ仕様だから儀式もあるんですよね。

完全に冷えたエンジンを始動するには、チョークは勿論ですが、アクセルをバタバタさせて生ガソリンをインテークに送り込むんです。それから徐にセルを廻すと‥

一発始動と相成ります。

このバタバタの具合はオーナーが体で覚えなければなりません。

当時のトヨタDOHCエンジンは、日産(プリンス)やいすゞに比べればはるかに扱い易いエンジンでしたが、それでもその車特有のクセがありました。

そういうのを使いこなすのもスポーツタイプエンジン車オーナーのプチ誇りでしたね(*^^)v

エンジンノイズはまるで無し

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これ、回ってるんですよ(笑)

で、エンジンの型式が

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このUという文字が触媒式公害対策型の印。

TTC-Cってやつですね。(確か‥トヨタ・トータル・クリーンシステムー触媒コンバーター方式 の略だったかな)

ハイオク仕様 145馬力から始まった18R-G型式エンジンがもっとも牙を抜かれた時のエンジンでもあります(T_T)

 

2代目カリーナGT 4ドアセダン 1978年前期型
18R-GU DOHC2000cc 触媒式対策車
DOHC 8バルブ ソレックスツインキャブレター
総排気量 : 1.968L
ボア×ストローク:88.5×80.0(mm)
圧縮比:8.3
出力(グロス)130ps/5,800rpm
トルク(グロス)17.0kg・m/4,400rpm

勿論、パワステも無いしパワーウインドウも無し。
でもフェンダーミラーはリモコンでした。

‥とはいえ、キャブの吸気音は現在のインジェクション車では味わえない迫力があり、本来はもっと回りたがるエンジンを触媒でむりくり押さえつけてる感じはありますが、5000rpmまでならけっこうトルク感のあるエンジンです。

あの時代の小型車ですからスマートで、かつ端正な4ドアセダンは新鮮に見えました。

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オーナーの運転で港の方に行き、帰りはニャンコが運転をさせてもらいました。

ハンドル重~(>_<)

走り出せば気にならないけどステアリングの遊びが昭和です(笑)

で、赤信号。ブレーキ‥止まんね~(+o+)

サーボあるのかな?

ボンネット開けた画像に戻ると‥付いて無いし(笑)

踏めば踏んだだけ効く、本来はそれが正しいブレーキの在り様なんですが、現代の車社会にはどうでしょう。

フライバイワイヤーの現代車に慣れた右足には、ソレックスキャブのアクセルの反応は過敏と言えるくらいで、スムーズに走るには底の薄いドライビングシューズが欲しくなります(笑)

でも運転してるんだって気持ちになれる楽しい車です。

なんたって程度は最高。

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インパネも当時のまま。メーター全て正常。

車を運転するってこういう事だよなぁと思い出させてくれました。

とても40年前の車とは思えない、ある意味お宝ですね(*^^)v

電子制御が増えると、そっちのパーツは殆んど手に入らないから壊れたらお手上げですね。

点火系と発電系は代用が効くけど、CPUが逝ったらお終いです。

そういう事も含めキャブ仕様のバイクや車が好きなニャンコです。