釣り 事始め 2

さて、そのYNに訊けば釣り道具は尾樽部のK商店という文房具等を売っているお店にあると言う。また、時計台下のT商店でも小物は揃うらしい。
でも、学校の教材なんかを買いに行った時も、釣り道具は見たことが無いし…。でもそういえば店の奥の方に釣竿らしき竹の棒があったかも。

で、彼曰く。
裏の川に行けば釣りが出来るよ。
これは聞き捨てなりません! なんとか道具を手に入れて案内してもらう算段を起てなければ♪
先ずは釣竿です。母だったか父にだったか話してみると、なんとどこかに祖父ちゃんの形見の釣竿が何本かあったとの事。探し出すと確かに5本継ぎの竹竿が。でもだいぶ傷んでます。とりあえず継いでみたところ使え無い事はなさそうです。でも、ニャンコの様子を見ていた親は、これは形見を駄目にしそうだと思ったのでしょう。釣り道具を一式買って良い事になりました。 (やったー!)

さっそく役場の前のK商店へ。先ずは釣竿です。
子供に二間半(4.5m)5本継ぎの竿はちょっと重いのですが、自然の川でイワナやハヤを狙うにはこの長さが欲しいです。だって、イワナの方は大人用、子供用って魚はいませんからね。たしか450円でした。で、竿袋が100円。10m巻のナイロン糸で1号か1.5号を1巻が60円。セルロイドの玉浮きが10円、例の鉛が1袋10円、ゴム管が1本5円、釣り針が糸付10本入りで40円…かな。ラーメンが50〜60円の時代です。他に下が小判型の缶になってる魚籠(本当はフラシと呼びます)がひとつ。
さて釣り少年の出来上がりです♪

翌日曜日、YNの案内に父母妹も便乗し、お弁当を持って釣りに出発です。(ってか、ピクニック?)
てくてく坂を上り、ニャンコの家の山にある住宅を越え、そこから川に向ってくねくねした細い道を下りました。
おお、確かに水量はそれ程ではありませんが、小坂川と違ってきれいな水が流れています。 こうでなくっちゃいけません(笑)

で、結果的には初めての裏の川ではあえなくボウズ(釣れない事)に終わりました。
とは言え、家族はしっかりピクニックを楽しんだようで、釣れなくて悔しがるニャンコとNYは、社宅に帰ってから池のフナ釣りで憂さを晴らしましたとさ。
めでたし、めでたし

 ついでにその時の写真をもう一枚です。S38年頃の鹿倉ダム下です。

ニャンコの妹は元気でした(笑)