さようなら函館、はじめまして浅虫温泉♪

nyantame2011-01-30

さて、函館駅に着いたところで運行案内放送が流れていました。
ニャンコの乗るスーパー白鳥は運行されますが、本日の青森での大雪で、その次の白鳥が青森から発車できなかったので運休になったという事です。自由席の少ない特急ですから前後に発着する列車に振り分けするしかなく、生憎大人の休日クラブ切符のせいで指定はどの便も満席状態でした。
ずっと遅い白鳥はありますが、たぶん今日新幹線で東京方面に帰るにはちょっと…。
運良くこのスーパー白鳥をおさえていたニャンコはラッキーでした♪
実は、指定席申し込みの時点で普通席は全く無くて、2本も早い白鳥か、2本遅い白鳥しか空席が無かったんです。時間的には今回のスーパー白鳥がベストです。
悩んだ挙句、僅かに残っていたグリーン車を、特急券+グリーン料金を追加して乗る事にしたのでした。

おかげで大正解でした。普通車は指定席の通路やデッキまでお客さんが乗っていましたが、最後尾にあるグリーン車はとても静かでした。

ついでにスーパー北斗

ちょっと遅れて函館駅を発車した特急は函館湾に沿って弧を描きながら青函トンネルに向かいます。海側の席だったので函館湾の向こうに函館山が見えています。この天気なのに青森が大雪とは信じられないニャンコでした。

青函トンネルまでは多少の遅れ程度でまあ順調に走っていました。トンネルを出るとやっぱり雪ですが、ちょっと風も強そうでした。

で、あと二駅で青森という所で…。停まってしまったんですねぇ、このスーパー白鳥が。
雪のせいか、ポイントが動かなくなったそうです。作業に向かっていますが…との事。
はい、保線の方々のおかげで動き出しましたが、40分だか50分の遅れになりました。
車内放送が…
「この列車は〇時〇分新青森発のはやて〇〇号には接続しません(出来ませんではなく、しませんだって)。はやては全て座席指定で、本日はこの後の便は全て満席ですので、立席特急券でのご利用となります(お願いしますではなく、なります です)。尚、青森駅からの他の列車もダイヤが乱れておりますので、到着後 駅の係員にお尋ね下さい」
だそうです。う〜ん、東京でこんな放送したら車掌室が危ないかも(笑)

ニャンコは青森県浅虫温泉泊まりだったので、宿に連絡して、予定より1時間遅れで到着。でも夕食にも余裕で間に合いました。
早速温泉で温まり夕食です♪







お酒は青森と言えば田酒ですね。美味しくいただいた後、近くの旅館で津軽三味線の演奏が観られるというサービスがあり、希望のお客さんを車で送り迎えしてくれます。格好も浴衣にどてらでOKです。
それではと出かけてみました。大人の休日のせいか旅館のロビーは満員でした。

こうして若い伝承者が続いてくれるのは嬉しいですね。

またまたお風呂を楽しんでぐっすり zzz
朝ごはんも元気にたいらげチェックアウト。

フジ林檎をお土産にいただき天気が良いので駅までぶらぶら歩きました。ここでも「昨日までは雪ばっかりで、こんな青空見たのは久しぶりです」って。ニャンコは晴れ男の様です(笑)

旅館の辺りはこんな様子です

浅虫の海の向こうに見えるのは下北半島なのでしょうか

浅虫駅も雪の中…

浅虫発の青い森鉄道です。予定では30分くらい後の快速で行くつもりでしたが、昨日の事もありますのでとりあえず乗れる列車に乗って行こうと。実は快速は485系のアコモ車(勿論特急用です)を使用していますので快適なんですよ。

青森駅到着。すぐ後に上野からの寝台特急あけぼのが到着しました。昔よくお世話になった夜行です。会社帰りに上野駅や大宮駅で下りのあけぼのを見送ることがありますが、終着駅の青森で出迎えるのは初めてです(笑)

さて、荷物をロッカーに預け駅の近所を散策しました。きれいな跨線橋の下に、かつて北海道に渡る人達が青森駅から連絡船に列をなして向かった連絡通路が見えます。

その先に八甲田丸が展示されています。

その右手には三角ビルがあって、遠く青森湾がひろがっていました。

ちょっと駅の方に戻るとねぶたの展示された建物がありました。展示スペースの入場は有料(600円)でしたが、時間があったので入館することに。
昨年の祭りで使われた山車が展示されていましたが、近くで見ると大迫力です。

ここで青森での時間も無くなりました。新青森でお土産を買い、帰りのはやてにのりこんだニャンコですが、青森も函館もお客さんをとっても温かく迎えてくれるところなんだなぁと感心しました。わが故郷のÅ県は絶対に見習うべき物があると思います。
雪の無い東京駅のホームに降り立ったニャンコですが、駅に降りて心に温もりを感じるのはむしろ雪深い青森や函館だった様な気がします。

おしまい♪