ルーチェ4ドアHT V6 2000cc Turbo Limited


トヨタとのいざこざは前に書いた通りなのでこの辺は省略。
そういうわけでルーチェを購入。

https://www.youtube.com/watch?v=0k0KMYjnWvs

ああ、MAZDAがやっと上級車を作ったんだと思える乗り心地。
ボディとサス。エンジンパワーとのバランスは上々。
室内はマークⅡなどは勿論、クラウンより広いし足元にも余裕が。
メーター回りもセンターコンソールもこのクラスの定番といったデザイン。
足回りは頑強なボディのおかげできちっと決まっていて、ますますの進化を感じるニャンコでした。中低回転型に設定されたターボエンジンはトルク感にあふれた実用での使い易さに徹したチューン。引っ張ってもドカンとパワーが出るエンジンではないけれど、このクラスの車にそれを求める人が多いのがどうも理解できないニャンコです。
アクセルを踏み込んでただ加速を味わうだけなら、金さえあればサルでも出来るっちゅうに(笑)
この辺りにも人がバブルに溺れる要因を持ってるんだなと感じます。

そこそこよい車に仕上がって来ましたが、また気になる点がいくつか。

6気筒なのに4気筒エンジンのようながさつなフィールを感じる事。
ハンドル径が大きく、パワステなのにギヤ比が高くかつパワステポンプの容量が足りないのか、ハンドルの切り返しに付いて来れずに急に重くなる。
ベンツでは万が一アシストが効かなくなった時のために、ドライバーの力でハンドルが切れるようにハンドルを大きくしてギヤ比も上げているという噂を聞きました。
スタイルやボディ剛性等をベンツに範を求めたきらいのあるこの5代目ルーチェはもしかしてそんなところも?

でも久し振りのFR車。フロントのオーバーハングも短くて、やっぱりスタイルはFFよりこの方がいいなと思うニャンコでした。
大柄ですがダートでお尻を振っても立直しは楽です。舗装路では基本お尻が流れる事はありませんでした。ってか当時のこのクラスでそんなことしたらロールが激しくて(笑)
燃費は8〜9km/L に逆戻りしましたが、90円/Lくらいのガソリン価格だったのでまあなんとか。
ただ、意外と長距離で疲れるシートでした。
ルーチェもマイナーチェンジの後モデルチェンジの時期を迎えます。
ってか、バブルに乗り損ねて慌てたMAZDAはルーチェ、カペラ、その後ファミリアまでやめちゃうんですよね。

そして生まれたMAZDAのフラッグシップカーがセンティアという低くて広くて長い4ドアセダンでした。