からたちとゆず

さて、みなさん知ってましたか?
からたちとゆずの関係。

庭に柑橘類の木が一本あって、ずっと以前から小さい黄色くて丸い果実を毎年付けていました。
で、先代からそれはからたちだと聞いていました。
たしかに小さい丸い実がぽつぽつと生るだけで、鳥もつつかずに春には自然に落ちてしまう木でした。
みんなからたちだと思い込んでいましたが、昨年はかなりの数の実が生りました。
もちろんそのままほったらかしでしたが、ある日たまたま来た人が
「これはからたちじゃないですよ。これは柚子です」
と。

こりゃびっくり。
言われてみて、よく観察すると

たしかに表皮が柚子肌で、生り方がからたちとちょっと違う
それにからたちの強烈な棘が見られない。

本来は晩秋に収穫するものが、ほったらかしで今もまだ生っています。
実をもいで皮を剥いてみると、みかんのように簡単にきれいに剥けて、中身もこんな風

皮からは柚子の香りが抜けてしまってましたが、中の果汁はまさに柚子♪

知らなかった…
柚子が大好きなはずだったのに。 ニャンコの不覚(笑)


さて、からたちとの関係ですが、柚子は種から発芽した苗木を植えて実が生るまで12年から18年かかるそうです。
それじゃあんまりだという事で発見したのが、成長の早いからたちの木に柚子の苗木をさし木することで、ずっと早い年数で実が生るようになったとのこと。
まあ、先代がからたちだといったのも半分(?)は正しかったということですね。

バラも野バラの元木に接木して育てますもんね。

植物はすごい (^_^)v