今の小坂町の寸景を…
先ずは町役場とその前のバス停から
確かニャンコの少年時代から変わって無いように思います。
近年、何度かドラマのロケにも使われていました。
昔は女学校だったとか
そして、昔郵便局だった(と思う)建物も残っています。
社宅に一般電話を引いて無かったニャンコ家では、東京や仙台の親戚等に電話をするため、料金が安くなる夜に郵便局まで出かけたものでした。
交換を通し相手先を呼び出してもらってからやっと話が出来るという、なんとも手間がかかった時代で、今ではとても考えられないでしょうね(笑)
そこから通りを北向きに眺めると
ここはニャンコが暮らした頃の小坂町メインストリートです。商店街でいつも人影が絶えなかったのが嘘のように静かです。
先の奈良岡食堂もこの通りの先の方で営業していました。
昔鉱山社宅が並んでいた所ですが、空き地になっています。
ここに学校を持って来るという噂も聞きましたが、整地をしているみたいでした。
東渡ノ羽という長屋が整然と並んでいた様子が思い出されます。
ちょっと西に移動します。
昔、古館という主任、係長クラス用に二軒長屋が並んでいた地区の北側になりますが、ニャンコの同期がいたお菓子屋さんだった建物です。なんて言ったかなぁ…小豆の入った、今で言うアイスまんじゅうみたいなアイスクリームを作っていて、美味しかったです。
現在お店はお兄さんが継がれ、現在国道沿いにお店があります。
そこから、運休中の小坂鉄道の線路を渡ろうとして電柱に目をやると…
う〜ん、鉱毒(煙害?)がほんとに無くなったんだなと感じさせる程の植物の勢いに圧倒されます。
線路を越えてさらに西に進むとニャンコが生まれた社宅があった辺りに出ます。
栗平という地区で、現在のマックスバリューの裏側になります。
その辺りから南方向を見た景色です。
正面左に見えるのが煙見山。笹しか生えなかった山でしたがここも木々に覆われています。右奥に霞んで見えるのは八幡平か焼山か。
きっと1歳2歳の頃のニャンコが生まれた家から見ていた景色なんでしょう。
で、その先に…
売地?
う〜ん、ここは宅地かな? ガス水道は? ってつい真面目に考えてしまったニャンコでした(笑)
その辺りの桜の木には実がたくさん付いていて、これが黒く熟すのを楽しみにしていた少年時代を思い出しました。
親や先生達に、桜の実やグミなんかを道々採って食べないように言われてましたが、どこの子供達もそんな事聞く耳なんか持ってませんでした。
ついでに…
ちょっと町を外れると、どこにでもアケビの蔓がからんでいて、きっと秋になったらあちこちで口を開いた薄紫のアケビの実が生るんだろうなと羨ましかったニャンコです。
子供の頃、近くにこんなにアケビは無かったですから。ってか、絡むための木が少なかったからかな(笑)