模型用エンジン

この数十年後無沙汰している模型飛行機。
そのエンジンがいくつか手元に残っているが、中にパーツが一部破損したため自分なりの補修を施したままのグローエンジンが一台。

1970から71年頃製、ENYA29 TV エンジンです。
圧縮もまだしっかりあり、ガタも無し。燃料があれば回るコンディション良好な状態です。
…が、
スプレーバーという燃料流入管のチューブ接続部のロー付けが取れ、ハンダを使い補修した部品

なんと、こんなに古い補修パーツがしっかりあるんですね、塩谷製作所さんには♪
すぐ取り替えてくれました。

これはバイクで言うとキャブレターに使われるメインジェットとニードルの部分です。
で、エンジンヘッドのビスが大分傷んでいるのにも気付いた担当者さんは、これも純正パーツのヘッドビスを勧めてくれました。

こちらが純正パーツ

まあ、サイズが合えばホムセンでも手に入るのですが、材質などを考えるとENYA純正は安心です、というか信頼度がかなり高いという事です。

あ、エンジン模型が盛んだった頃に、その草分けメーカーとして東京の塩谷製作所、大阪の小川精機として覇を競った老舗メーカーだった塩谷さんは、当時の練馬から現在の埼玉県に工場を移し柳瀬川駅近く浦所バイパス付近にあります。

金曜日が休みのニャンコは突然思い立って(そればっかりですが)アポ無しで塩谷製作所を訪問。(迷惑な奴ちゃねぇ…)
当然の訪問を詫びながら、持参したエンジンを見せると
「パーツがあると思いますので、5分ほどお待ちいただければ交換しますので」
と親切な対応。 もちろん、ぜひお願いしますという事でしばし待ちます。

しばらくして、不良状態と交換部品の丁寧な説明。そして先に書いた傷んだネジのパーツもあるけどどうしますかとの案内。 もちろん交換ネジをいただきます。
合計¥1100
なんか、安いですよね。これってかなり良心的でしょ。

少し、他のENYAエンジンの質問などの相手をしてもらいましたが、とても感じの良い方でした。(金属…いや、勤続30年くらいとの事)

ちょっとした町工場といった規模ですが、工作機械が所狭しと並んでいるその作業場は、最新の工作機械とともに昭和を感じさせる年期の入った機械が頑張ってるのが嬉しいニャンコ。

この看板 只者ではない

Made in Japan を誇れる町工場の一つなのは間違いありません