閑の続き‥('◇')ゞ

初代日産サニーが発売されたその時代、高級車はともかくとして、小型車(この時代はタクシー基準に沿って区分表現されていた)でもその多くは業務用や営業用、一部が高級住宅地の自家用車が、中古車の購入先の多くは家持のサラリーマンのお父さんにという普及パターンだったように記憶しています

ちなみに高級住宅地のお父さんは自身で運転などしないので、中型車以上のお車が運転手付きで送り迎えを(笑)

バイクに乗っていた庶民は経費の安い軽自動車に乗り換える事かやっと普及したところでしょうか(ニャンGの勝手な憶測ですが)

満を持して登場したサニー1000はとにかく安かった

ホントに軽自車にちょっと足せば手が届く本物の乗用車です(*^^)v

国産車の価格表が同じモーターファン誌に

左下にサニーが

他社のリッターカーよりお買い得で、デザインも直線基調ですっきりと

そして重量も軽い‥(ここに某社が‥いや販売会社かな? 斬り込んだという噂が)

本来、車は可能な限り軽い方が同じエンジンであれば効率が良くなるのは当然の論理

可能な限りというのは強度的に耐用年数や走行時の歪みなどを基準内に収めてという事です

当然サニーは実用上何の問題も無かったはず

実際友人宅のサニーは友人やニャンGがかなり走り込んでも10万kmは全く問題なく走ってました

でも‥何故かカローラが出始めた頃‥

サニーは鉄板が薄い‥ボディが弱い‥事故るとグシャグシャになる‥

等の噂が巷に広がりはじめました

車好きの少年だったニャンGにも大人たちがそう囁いたのを信じそうになりましたし

(-_-;) ん~

誰がそんな噂を流したんでしょうねぇ

後発で新型車を出した某メーカー販売会社さんでなければ良いのですがねぇ(^^;)

あくまでも噂です、ウワサ (笑)

当時、ファミリーカーには基本的にスタンダード(STD)とデラックス(DX)の2クラスでした

(全て取っ払ってランプなどもあり合わせで組んだ仕様の車種やSTDに何かを装備したDXとの中間車種としてセミDXなんてのもありましたが)

現代の車の装備からは考えられないでしょうが

STDは車としての最低限の装備がされたもの(マツダのオリジナルってのはそれ以下)

補助灯などはDXと変わりませんが、ヒーター無し、シガーライター無し、時計無し、ラジオ無し、リクライニングシート無し、車種によってはワイパーは単速のみ、床は裸で薄いビニールマットのみ

あの初代スズキアルトに近い装備と言えば少しはお判りいただけるでしょう

そしてDX‥ですが

ヒーター、ラジオ、時計、2速ワイパー、運転席リクライニング(無いのもありました)、床にビニール地が張られてる、ホイールキャップ(車種によります)

というデラックス?な仕様でした('◇')ゞ

当然、パワーウインドウやパワステ、熱線リヤウインドウ、リモコンミラー等々、そんなもんは影も形もありません(笑)

ガソリン給油口も鍵で開けるしトランクも、ドアロックも全て手動で

それでも自家用車を手に入れた家族はもう有頂天の時代でした\(^o^)/

そうそう、STDにオプションで(あるいは社外品の)ヒーターだけを付けて、ラジオは用品屋で自分の好きなのを(今で言うとカーオーディオの感覚)取り付けるというパターンも多かったようです

雑誌広告にも

各社のカーラジオが掲載されていました

アンテナさえ付いてなかったからラジオと同時買いでした(笑)

昔の車って電気ノイズが多くって、対策されたカーラジオじゃないと使い物にならなかったし、AMラジオ放送が車内に流れてるのは自分も車を持つ身になれたんだなという喜びの演出にもなったかも('◇')ゞ

ニャンG世代ではカーステにFMラジオ、そしてクーラーが気分高揚の演出に変わりましたが

それでもサニー新発売時代に自家用車を持てた時の諸先輩の気持ちがわかるような気がします

1960年代

ニャンGが大好きな時代です\(^o^)/