現在はエキナカ（エキュート）や通路で空を塞がれてしまった上野駅13番線から先のプラットホームですが、自分が少年の頃はホームからちゃんと空が見えていました。
っていうか、まだ長距離列車は蒸気機関車（主に常磐線ですが）が牽引していたので、上が開いていなかったら大騒ぎですよね（笑）
現在、通勤の帰りに利用する上野駅始発の中距離電車は下のホームの発着です。
昔、常磐線列車が発着した18番、19番線の方を望むと閉鎖された薄暗い空間があるだけの味気なさ。
自分が高校の頃は、常磐線ホームの外から二輪中古車街のバイクのエンジン音が聞こえていましたし、岩倉高校の看板がよく見えていました。
上野駅はここが終着駅だよと物語る行き止まりのホームです。これが東京駅や新宿駅とは違う独特の雰囲気を醸し出してましたね。
もうここに長い旅路の終わりを機関車を先頭に入線してくる列車は無くなります。荷物をいっぱいかかえて疲れきったようすのなかにもどこかホッとした表情で改札に流れて行く人の姿がふと目に浮かぶニャンコでした。
