転校生の眼で見た小坂町

nyantame2010-08-26

先日、子供の頃の同級生達と飲んでいた時に、ふといじめっ子といじめられた者の気持ちの話になりました。今のように陰湿ではありませんが、ニャンコの子供時代も理不尽ないじめはありました。
その具体的内容はともかくとして、いじめた方は同期会なんかでもケロッと忘れている(ふりかも?)ようですが、いじめられた方は顔では笑っていますが、心の片隅にその記憶がしっかり残っている…というような話でした。


ニャンコの故郷は当時人口16000〜18000人位の鉱山で栄えた町で、昔からの農家と商店と公務員に加え、鉱山に携わる企業の運送業や土木業に就く人たち。そして鉱山に勤める人たちなのですが、ここでもまた少し分かれた仕事に就いていました。
鉱石を掘り出したり、溶かし精錬する作業に従事する人達、本社と各地の鉱山を行き来する事になる役職に就く人たち、水・電気・営繕に携わる人たち、鉄道に従事する人たち。
それぞれに生活が違っていて、貸与される社宅にも大きな違いがありました。

どちらかといえば小さな町に、ずいぶんと暮らしぶりが違う家が一まとめで暮らしていたんですね。

子供同士、自分が生まれ育ってきた家庭環境と、他の子供のそれとのの違いを意識し出すのはいくつ位だったでしょうか。
ニャンコがいろんな友達と出会い、そういうことを知り、傷付いたり傷付けたりと…、自分の家意外を意識するようになったのは、ちょうど小坂で暮らした時期でした。