転校生の心が凹んだ小学校

そのもめ事のすぐ後でした。
ある朝、そんな事もすっかり忘れて元気に玄関に到着。上履きに履き替えて廊下に上がろうとしたその時です。
「おめがぁ! 上級生さ石投げだのぁ」
ちょっと高くなってる廊下で、いきなりニャンコの目の前に立ち塞がった奴がいました。
何事かとびっくりして返事も出来ずに見上げると、そいつの後ろに隠れるように先日の上級生達がこちらを見て頷いていたのを覚えてます。
で、いきなりバチーンと平手打ちを喰らったニャンコです。
何が何だかわからずにたたかれたショックで泣き出したニャンコに
「いが!上級生ささがらうんでねど。よぐおべてれ!」
と一括して去って行きました。そいつに告げ口をした奴らは、なぜかこそこそとそいつのあとに付いて行ったのが見えました。
もう、朝っぱらにそれでしたから、一日中凹んでてその日の学校の事なんて何も覚えていません…
当時もそういう事を親に話すという事は稀でしたね。家でも元気な振りをして、影で凹んでました(笑)

で、当然奴も上級生だと思ったのですが…
かなり後で分かったのですが、もしかしたら同学年でかなりやんちゃ(すごく控えめに書いてます♪)な奴だったかもしれないのです。この辺りの謎はなかなか解けませんでした。何と言っても1学年が6クラスもありますから知らないやつだらけです。まして転校して来たばかりでしたし(笑)
その、役宅に越してきた東京っ子をビシッと締めておかなければという狙いもあったのでしょうね。

小学校生活にも暗雲がたれ込めてきたニャンコです…