我が家はかなり昔から一軒の米屋さんからお米を買っています。
昔でいうところの自主流通米で、決まった農家さんから直接玄米で一年分の新米を仕入れ、自家管理下で貯蔵して、必要な分を精米して販売というスタイル。
混ざり気無しの単一米あきたこまちです。
我々白米の購入者は精米された袋入りの米を当たり前のように買ってますが、良心的な町の米屋さんの手間と労力はなかなかのものでした。
精米機に玄米を入れれば自動的に精米されて出て来るんでしょう?
子供の頃はそう思っていました(^^;)
結果はその通りなんですが、その精米機と言うのが一筋縄ではいかないという曲者で‥
先ず玄米を入れて精米機に通します。
金網の下に屑米が落ちて隣のリフト(垂直のベルトコンベアみたいな経路)で組み上げられて今度は落下時に白米以外の混ざりものを色判別して空圧で除去します。
ここではじかれたのがこれ
こんな選別が機械で出来るんですね(^^♪
この選別が終ってまたリフトで上部の米溜まりに運ばれます。
で、やっとそこから計量櫃で計られて袋詰めとなります。
因みに30Kgの玄米から精米後に白米26~27kgとなるようです。
このお店の精米機は1時間で210kgの玄米が精米できるそうです。
で、これはシステムの作動の話。
大変なのはメンテナンスです。
糠には油分があり、すぐに臭いが発生するそうです。
つまりは、精米機を一度作動する度に米の通路や網フィルターなどの取り外し清掃作業が発生するそうです。
もちろん手抜きも可能でしょう。あるいはさらに大型の精米機で一度に大量に精米してしまうという方法も。
でも、お得意さんに良い米をいつも美味しく食べてもらいたいという町の米屋さんとしての気概と、良い米を毎年生産してくれる契約農家へのリスペクトを持つ事を大切にしてるお店がニャンコGとしては嬉しいです。
玄米の保存も米倉庫を別棟に持ち、空調設備で温度、湿度の管理もしっかりされてます。
だから一年前の米でも美味しく頂けます(*^^)v
新米は瑞々しくてまさに新米としての美味しさがあります。
でも、良い保存状態(温度湿度以外に重ね過ぎで圧力がかかったり…もろもろ)の玄米は時間が経つことで熟成と言うか玄米としての旨味が増すような気がするんですよね。
勿論ニャンコGの単なる気のせいかもしれませんが。
でも今食べているお米は昨年9月に玄米として出荷されたものですが、安い電気釜でノタクタ焚き上がったご飯でもスンゲ美味しいし、残ったそれを冷や飯にして食べても全然味が落ちません。古い米というマイナス感が全く感じられません。
そういえば新潟の蕎麦屋さんがソバの実も寝かせた方が味に深みが出るよと教えてくれたっけ('◇')ゞ
米にもそういう所があるのかな?
あ、高速・短時間で精米すると白米の温度が上がり過ぎて表面がアルファ化を?
とにかく味が落ちるようです。そして精米後の保存が利かなくなるとか。
せっかく日本人に生まれ育ったのですからニャンコGは信頼できるお店で安心して美味しいお米を手に入れ続けられるようであって欲しいです。
左側と右側の袋は値段も少し違います。
どちらも美味しいとのお客さんの評価ですが、我が家は代々(?)左側の方を選択。
ただし秋田生活では2kg袋をこまめに買ってます(^^ゞ
パンも麺も好きなもんで(笑)
米の価格安すぎかも。そしてサキホコレは作付け農家に県は気を遣ったのかあきたこまちの2.5割高に設定?
それはそれで高っけ~(T_T)
庶民に美味しい米を食べさせてくださいよ、殿様!